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温泉の効果
温泉は私たちの心と体にさまざまな良い影響を与えることがわかっているので、
その効果を生かし病気の治療を目的に利用されている。
その方法は、入浴のほか、飲料したりすることで治療効果をもたらす。
どのような効果を私たちに与えるのか?
◆転地効果 ◆温熱効果 ◆浮力による効果
◆静水圧により効果 ◆成分による効果 ◆変調効果
などの効果をもたらし、私たちの健康づくりに役立っている。
◎転地効果とは
温泉地の地形や温泉のある場所、また気候の変化は「温泉に来た」という感覚を強く感じさせ、日々の生活にない心身の開放感を味わうことができる。
この心身の開放感こそ、転地効果と言われる療養効果である。
例えば、森林に囲まれた温泉地では、森林効果と木々からのほのかな薫りと湿度が、
心身を開放させてくれる。また、海岸地域であれば眼前に広がる広々とした風景は、
大きな自然に抱かれるような感覚と安心感が心身をリラックスさせてくれる。
◎温熱効果とは
適度な温泉の温度は、私たちの身体の調整機能である「副交感神経」に働きかけ、
リラックスした状態を作り出す。このことにより、循環器系の動きが穏やかになり、
また、関節などの動きがもなめらかになるなどの療養効果をもたらす。
この適度な温度とは、だいたい38℃以下のお湯とされている。
温泉の中には、42℃などという高温な温泉もあるが、この温度では温熱効果は期待できない。
◎浮力による効果とは
温泉に入浴すると、自分の体重が約1/9〜1/10の重さになる。
これは、身体に浮力が働くためである。これにより、普段の生活では体重の重みを受け、
稼動しにくい関節や筋肉が動きやすくなる。
そこで、怪我や機能の不調で日常の生活では、リハビリが難しい人でも無理なく運動機能の回復を試みる治療が行える。お湯に肩までつかると、お湯の中で体重は約9分の1の軽さになります。
◎静水圧により効果とは
浮力の効果とともに、お湯に入ることにより身体全体にお湯の水圧がかかる。
水圧がかかることで肺にも圧力がかかり、肺に入る空気の量が減るため、
その分を補うため呼吸数が増えることになる。この働きが心肺機能を活発化させ、
心肺機能の向上につながる効果をもたらす。
◎成分による効果とは
温泉には、人体に有効な化学成分が溶けているため、その成分が皮膚に付着し体内へと運ばれ、身体の組織に働きかけて治療の効果をもたらす。
また、飲用することで消化器官にも働きかけ、機能の向上に役立つ。
温泉の成分が皮膚から浸透する条件は様々あるため、
どれくらいの効果を得ようとするか検討したうえで、
温泉の温度、入浴時間などを決める必要がある。
◎変調効果とは
温泉場に長く滞在することで得られる効果で、温泉成分や環境の変化が身体にゆるやかな刺激を加え続け、身体機能を正常な範囲へと導くことである。
滞在の期間が重要な条件であるため、なかなか一般的には得られにくいものであるが、
長期的な機能回復を図るため、心身にとても良い結果をもたらす。
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