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温泉と日本人
「温泉」という響きだけで、日本人は心地よさを感じる人は多いし、
「温泉」が大好きな国民であると思う。
なぜなのか?
それは、日本人の置かれている現代社会を観察しているとよくわかるのではないか。
日々の慌ただしい生活・ストレスだらけの社会から、
ひょいと抜け出し「心と身体を解放させる空間」が温泉なのではないか。
露天の温泉に入りると、その思いはいっそう感じられると思う。
温泉に入った瞬間「はぁ〜気持ちいい〜!」と言いい、
肩の重みが抜け湯舟に全身をゆだねる「無防備」な状態になる。
この解放感こそ、温泉でなければ味わえない醍醐味である。
そして、温浴効果と温泉の周りに広がる自然の風景が転地効果をもたらし、疲労回復とリラックスを与えてくれる。
風呂に入る(入浴する)国民性でも、自宅の風呂ではここまでの解放感と無防備な状態、
また疲労回復とリラックス効果をもたらすことはないと思う。
そして、日本という国の地形や季節など、自然環境から与えられる条件もまた「温泉」好きという事に影響を与えていると思う。
春や秋といった観光シーズンになれば、自然の恵みが溢れ、
素晴らしい風景や美味しい食べ物を味わうことができるが、
必ずといっていいほど「温泉」がセットとなって登場する。
冬であれば、雪の舞う中「温泉」につかり冷えた身体を温める情景は心をくすぐるものである。
夏という季節においても、「温泉」で汗を流し
さっぱりして爽快感を味わうのである。
開放感溢れる「温泉」は「日本人でよかった」という思いを強く感じさせ、「日本人と温泉」という関係をさらに強め、「温泉大国日本」・「温泉大好き日本」を作り上げていると思う。
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