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温泉治療の種類
病気の治療や心身の機能回復を図るため、温泉の効果を利用して行われるものが、
「温泉治療」である。ざまざまな治療の種類があるため、症状に合わせた治療を用いる事が必要である。
◎温泉を飲用する
温泉には身体に有効な成分が溶けているので、それを飲用することにより胃や腸などで有効な成分が吸収されて、治療効果を得ようとする方法である。
この治療を用いる場合の注意点として、源泉から湧き出した温泉をすぐ飲用できる状態が一番望ましく、配管を引いている温泉は、その時間の経過とともに温泉成分が劣化して効果が得にくくなってしまう。
また、最近の温泉は「かけ流し」ではなく、「循環ろ過式」の温泉が多いため、このような温泉では飲用することは避けなければならない。
◎ふかし湯(蒸し風呂)
温泉から出る高温の水蒸気を利用して、治療の効果を得ようとする方法である。
多量の水蒸気は、身体の発汗作用を促進させ新陳代謝を活発化させる。
これにより、血行がよくなり疲労回復や痔などの症状に有効な働きをする。
この方法であると、温泉の成分が直接肌に触れることがないので、
皮膚が敏感な人には適した方法である。
しかし、サウナと同じような状態であるため、
高血圧や心臓病などの症状を持っている人には適した治療の種類ではない。
◎砂湯
蒸し風呂の一種類であるが、海岸の近くなどにある温泉場において行われる方法である。
水蒸気を用いるのではなく、砂の温かさを利用して身体を温め発汗作用を刺激して、
血行を良くし新陳代謝を促進する。
入浴とは違い、長い時間温泉成分を吸収する事が可能であるため、
肥満や神経痛や痔などの症状に効果を発揮する。
特に、体重を減らす減量効果が認められるため、女性に人気のある治療の種類である。
◎打たせ湯
上から落ちてくる温泉の力を利用して身体に圧力を加え、治療を行う方法である。
温泉の圧力と温かさにより、筋肉をほぐすマッサージ効果で血行の流れを良くし、
肩や関節の症状を緩和する。
温泉の当てる場所を変えることで、神経痛やリューマチ、腰痛の症状に効果を示し、
多くの温泉場に用意されている方法である。
上記にいくつの治療の種類をあげたが、通常の入浴方法でも十分に温泉による
治療の効果を得られ、症状の回復を図ることができる。
しかし、治療ということになると長い期間が必要となり、
また、専門家(医師)などの指導のもと「温泉治療」を行わないと、
症状の緩和・回復に有効な療養にならないので、その点は十分な注意が必要となる。
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